おはようございます。
今日は、珍しく時事ネタです。
9月8日、エリザベス女王が亡くなりましたね。
偉大なる女王を失った英国は途方もなく深い悲しみに暮れ、空も泣いている。僕の心も大きな穴があいたように動けない。すべての人が愛した美しく慈愛と気品に満ちたエリザベス女王。どうぞ安らかにお眠りください。God save the Queen からKing「国王陛下万歳」へと時代が変わった。さよならクィーン。
— 布袋寅泰 (@Official_Hotei) September 8, 2022
となると、次の王位の座は誰が継承するか、気になりますね。
エリザベス女王には
3人の息子と、娘が1人います。
長男のチャールズ皇太子、長女アン王女、次男のアンドルー王子、三男のエドワード王子です。
王位継承権1位はチャールズ皇太子が王位継承をしますが、
万が一、チャールズ皇太子が病気になったり、引退することになればどうなるのか。
答えはチャールズ皇太子の第1子であるウィリアム王子に継承されます。
英国王室では、男女問わず、国王の第1子が継承するしきたりとなっているからです。
さらに言えば、アンドルー王子は、そのスキャンダルによって、王室を動揺させた結果
公的な役割も完全に失っています。(ページ下の参考記事より。)
よって、女王の第2子であるアンドルー王子が今後国王と呼ばれる可能性はほぼないと言えるでしょう。
しかしながら今回の訃報を受けて、英国王室について色々調べていたら
女王、そして英国王室の魅力の虜になってしまいました。
ですので、皆様にも簡単にご紹介させてください。
そもそもエリザベス女王ってどんな方なのでしょうか。
目次
世界史で習ったエリザベス女王とは違う?
今回亡くなったエリザベス女王は、ウィンザー朝第4代のエリザベス2世を指します。
エリザベス1世は、世界史の教科書などで有名なテューダー朝第5代のエリザベス女王(在位1558-1603)を指すことが多いですが、
エリザベス2世の母もエリザベスの名を持つので、少しややこしいところではあります。
エリザベス女王はイギリス連邦の元首
イギリス連邦(commonwealth)とは、イギリスを中心とした経済同盟のことです。
加盟国は56カ国。
主な国だけ見ると、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、ナイジェリア、インド、南アフリカなどがあります。
代々その長はイギリス王室の国王が務めてきました。
女王誕生の経緯
ではなぜ、その国王にエリザベス女王が選ばれたのでしょうか。
実は、1926年に彼女が生まれた時、王位継承権は第3位でした。
第1位だったのは、
彼女の叔父にあたる「エドワード8世」であり、
当時の国王「ジョージ5世」が崩御した後は、彼がウィンザー朝第2代国王として王位を継承しました。
王冠を賭けた恋
ですが、当時エドワード8世はアメリカ人の既婚女性ウォリス・シンプソンと恋愛関係にありました。
このスキャンダルをきっかけにわずか325日で国王の座を退位してしまうのです。
王冠を捨ててまで、恋愛を選んだエドワード8世の恋愛は
「王冠を賭けた恋」
と呼ばれます。
王の弟
エリザベス2世の父であり、エドワードの弟でもあるジョージ6世が王位についたのはこうした経緯からでした。
しかし、ジョージ6世は病弱な体、吃音症といったハンデを持ち、帝王教育を受けてこなかった
というコンプレックスから望まない王位継承だったと言われています。
それでも第2次世界大戦の最中、公務をこなしながら家族を守り続け、
1952年、56歳の若さで他界します。
彼の元にはエリザベス、マーガレットという姉妹がいました。
長女で合ったエリザベスが王位を継いだのは25歳という若さだったのです。
なぜ女王が尊敬されるのか
エリザベス女王が尊敬される理由としてはいくつか考えられます。
・毅然とした美しさ
・在位期間の長さ
・人間性(誠実さ、勤勉さ)
・様々な悲劇を経験してもブレない自制心の強さ
・開かれた王室
開かれた王室、というのはエリザベス女王が
加盟国などへの外遊や訪問、被災地などへの慰問に加えて
様々なメディアを通じて王室の情報発信に協力してきたことがあります。
そうして、国民の希望となり続けてきました。
女王を悩ませたスキャンダル
エリザベス女王を悩ませた問題は、冷戦、フォークランド紛争、暗殺事件、王室への批判
数は尽きませんが、何より彼女の自制心が発揮されたのは、家族・王室のスキャンダルだったと言えるのではないでしょうか。
叔父の退位劇に始まり、長男チャールズ、ダイアナ夫妻との間の溝、次男アンドルー、孫息子ヘンリー・メーガン夫妻の公務停止など。
その度に、エリザベス女王は務めて冷静に王室の継続を第一に考えて、感情を表に出すことを抑え続けてきました。
馬に熱中するなど人間らしい一面もあったと言われる女王の、そうした受難の日々と誠実な公務への姿勢、それがエリザベス女王が多くの人に愛され、惜しまれた理由と言えるでしょう。
最後に
エリザベス女王について記事を書くにあたっては、
↓の本を参考にしました。
また、その後書きにも紹介されていた
netflixの「ザ・クイーン」
こちらを現在視聴中で、すっかり英国王室の虜になってしまいました。
今後のチャールズ国王陛下の治世に期待を込めて。
たうよでした!
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参考HP
movie walker press「エリザベス女王、次男アンドルー王子の公的地位を事実上“はく奪”」
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